元気な名古屋の不動産鑑定士
元気なまち、名古屋市で不動産鑑定事務所を独立・開業する不動産鑑定士の日々の記録をブログにつづります。建築や都市計画の話や愛知県の歴史、地域性なども織り込めていきます。
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200年住宅・その1(伝統木造住宅の寿命)
木造民家の寿命ってどのくらいでしょうか?
現存する住宅のうち、最も古いものの一つとされるのが姫路市にある古井家住宅、通称千年家です。建築は室町時代、およそ6〜700年ほど昔に建てられたようです。現在は建築当初の姿に復元され、一般公開されています。これは当時の豪農の住宅で、簡素ながら高樹齢の材木を使った民家で、現在同じものを造るとなると、豪邸の部類になるのでしょうね。 これ以外にも神戸市や福岡県に「千年住宅」と称される建物が現存します。古民家の場合、築年を正確に推定することが難しいのですが、これらも概ね室町時代に建築され、築7〜800年とされています。
この2例は特殊例として、伝統工法の木造住宅は定期的なメンテナンスが行われれば、およそ100年は保つものだそうです。家のメンテナンスはおおざっぱに言って、最初の25年で床下の蟻や腐りのチェックと不陸(傾きのこと)の修正をして、50年目で大規模に柱の弱った部分の交換や屋根のチェックをします。75年目で再び蟻・腐り・不陸のチェックをして、100年目まで保たせます。
100年経ったら建て替えと改修費用がどっこいどっこいになるので、ここで一つ決断の時。建て替えるか、再度改修するか。改修するなら、もう一度同じサイクルを繰り返すわけです。伝統木造住宅の経済的な寿命は約100年で、それから先は経済的とはいえないまでも、保たせることは十分できると言うことです。
昔の家って、すごいですね。
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