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鑑定事務所の就職の思い出(W君のこと)

 自分は鑑定士旧2次試験の勉強を始めたのが10月からだったので、予備校(TAC)の教室講義はすでに締め切られていました。しかたなくビデオ講座を選択し、TACに通っていました。その時にできた数少ない友人の一人がW君です。彼は真面目でおとなしい人で、自分と同じく家族持ちの専業受験生でした。

 2次試験が終わり、合格発表までのもやもやとした期間があります。この時期、専業受験生は「ただの無職」に名前が変わります。家族持ちの専業受験生には精神的にきつい期間です。自分も女房からは「世間体があるから、頼むから外出しないで」などと厳命され、女房がパートに出ている間は昼間でもカーテンを閉め、やり飽きたテレビゲームに興じていました。

 自分の場合、2次試験の結果が出てから就職活動をしようと考えていました。でも、W君は試験終了後すぐに就職活動を始めたようです。以前から「就職は合格発表後にした方が良い」と言われていましたが、当時は試験合格者ですらなかなか鑑定事務所に入れない超買い手市場。家族持ちで職に就いていないW君の気持ちは痛いほどわかります。 

 W君が入社したのは愛知県随一のブラック鑑定事務所でした。実は、自分もそこに履歴書を送っていましたが、たまたまお話しできたベテランのA鑑定士から「あそこはボスが変だから止めておけ」とのアドバイスをいただき、そこを辞退しました。

 合格発表の直前、W君が入社した事務所に履歴書の確認のため電話したとき、たまたま電話に出たW君が電話に出ました。

 「西村さんがうちに来てくれると楽しくなりますね」

 そう言ってくれました。結局、自分は彼の期待を裏切ってしまった。W君は2週間ほどでその会社を辞め、鑑定士を目指すこともあきらめてしまった。

 自分が鑑定士になれて、周りの鑑定士を客観的に見られるようになった今思うけれど、W君のような真面目な好人物は今の鑑業業界にぜひとも必要な人材でした。彼が鑑定業界をあきらめたことをとても残念に思います。それとともに将来のある鑑定士予備軍を使い潰すような鑑定事務所は許さないと思いました。それがレイコフの時の別の受験生にアドバイスした理由です。

 本当は忘れたい就職の話の一つです。



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コメント

なるほど…

いつも興味深いお話ありがとうございます。
どの業界でも、こういったダークな会社があるんですね。

東京は会社数が多いので、特にそういう情報は大切かもしれません。

No title

 鑑定士は補助者を「教えてあげているんだ」という意識があるのですよね。本当に時間を使って教えてくれるのなら良いけれど、「見て盗め」的な教え方の人も多いです。
 本当は持ちつ持たれつの関係のはずなのに、一部の先生は暴走しているんですよね。

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