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200年住宅・その3 (1/4寿命の住宅とは)

 友人の建築士から聞いた話です。岐阜県白川町(白川郷じゃない方です)では家を建てるとき、まさに100年保つ住宅を造るそうです。地元の大工さんが、地元の木を使い、1年余りの期間で建てる。建築費は1億円、3世代でローンを返していくそうです。なんとも雄大・のんびりした話でしょうか。

 さて、今の住宅はこの正反対を進んでいるような気がします。木造住宅が取り壊されるまでの平均期間が26年ですので、逆に言えば、本来保たせる寿命の1/4で良いわけです。その分、安価な材料、簡易な工法を使うことが可能。昔の家と比べて細い柱、耐蟻性・防腐性の低いSPF材を柱にしても、26年保てばいいという割り切りなら特に問題は無いでしょう。このように造られた建物も、十分経済的な建物だと思いますし、実際多くのハウスメーカーはこのように建てることが多いでしょう。

 昔の建物は定期的なメンテナンスを前提とした長寿命住宅で、今の建物はメンテナンスフリーを前提とした短命な住宅といえるのではないでしょうか。 特にハウスメーカーを批判するつもりはないのですが、昔ながらの材料・工法で建てられるもう一方の建物がずいぶん減っていることが残念なだけです。

 小津安二郎の映画などでは、家長が夕暮れ時には帰宅しており、祖父・祖母・子供たち三世代みんなで夕食を食べる風景が良く出てきます。対して今の家族は核家族で、共働きも多く、多分昔より残業も増えているのではないでしょうか。建物のメンテナンスフリーは切実な要望だと思います。ですから、一概に今の短命な住宅は批判出来ません。ただ、出来るなら長寿命住宅に住みたいものですが。

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